物を大切にしよう新聞 2017年10月号

「物」の先には「事」がある。事の先には「つながり」がある。
あり余っているから、すぐお金で買えるから、いつでもどこにでも捨てられるから、
そんな社会と暮らしが、本当に望んだものなのか、快適なのか。
これからははまず疑おう。それには、きちんとしていて、わかりやすくて、一流の物差しがいる。
その物差しは、風土と季節、文化的、伝統的がいい。
みんなに共通で、しかも変わることがないから。日本人なら毎日の生活の中で使いこなせるから。 

物を大切にしよう新聞 2017.10 OCTOBER

大和言葉は美しい こころが通じる和の表現

70年近く日本文学の研究に情熱を注ぎ、世界に広めた知の巨人ドナルド・キーンさん(文化勲章受賞者)は「音そのものが美しい日本語は、私をずっと魅了し続けてきました」と記しています。

日本語には漢語と外来語、そして「生粋の日本語」として日本の風土の中から生まれた『大和言葉』があります。
私達の祖先が育んできた知的で優雅な余韻を残す『大和言葉』の言葉遣いに触れてみませんか?

「勝負事」の粋な言い回しが趣味や芸事にも使える大和言葉。
  • 「筋がいい」

「素質がある」ではプレーン。
「筋」は身のこなしなども連想させる言葉なので、「オーラ」まで現れている誉め言葉に。

  • 「手だれ」

こちらも「腕利き」では陳腐。
「あの人はなかなかの手だれだ」と言えば、達人の雰囲気にまで持ち上げられそう。

  • 「玄人裸足」

「プロ級」の代わりに使ってほしい表現です。
素人ながら芸達者と評価したいときにどうぞ。

  • 「ほんの手慰みで」

「上手だね」と言われた時、「いえ、下手です」では野暮。
「いえ、下手の横好きで」もお粗末。
そこでこのいい方で大人らしく。


住まいは財産。いつまでも、できれば子どもたちや孫たちにも住んでもらいたいから、改めて永く住み続けるための「住まいの価値」を考えてみませんか。

「あなたにとっての住まいの価値とは」
「同居」 ー同居はむずかしい?ー

住まいは家族の絆を深める場所でもあります。
都会への就職やあこがれが核家族化を進め、ご自身の両親と別居せざるを得ない環境を作ってきた今までの暮らしぶりを、
もう一度見直そうという意識が徐々にではありますが広がってきています。
テレビドラマの影響か、両親との同居というと「嫁」「姑」問題を気にされる方も多く、
年老いた両親のことが気になりながらも同居に踏み出せずにいる方もいらっしゃるのでは。
同居のための二世帯住宅にする場合のメリットとデメリットも表にしてみます。

 メリット 

日常での協力

家事を頼める
孫の育児に協力できる
介護のサポートができる

何かの時の協力

急な雨降りや留守の対応
病気のときに心強い
旅行や帰省が安心してできる
パソコンやスマホを聞ける

経済面

土地や資金を助け合える
生活費の削減が可能
税金が有利になるかも

精神面

いつでもそばにいる安心感
子育てにプラス
文化の継承
生活に張り合いができる

 デメリット 

文化の違い

料理の作り方や味付け
掃除や洗濯の方法
収納方法や場所

生活のリズムの違い

睡眠のタイミング
入浴のタイミング
夕食のタイミング
夜の過ごし方

きずなの強さ

母親の過干渉
息子の親離れ不足
良かれと思って・・・

プライバシーの確保

洗濯物干し
ゴミの処理
性生活
生活音

メリットは十分理解できるけど、デメリットを考えるとやはり難しいと感じる方も多いはず。
新築はもちろん、リフォームでもこれらのデメリットを軽減することができる場合もありますので、
ご両親の介護などが気になっている子世帯の皆様、お気軽にご相談くださいませ。


 

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おすすめポイント

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朗読のすすめ

朗読とはただ声に出して正確に読むということではなく紙の上に文字で書かれた言葉を起き上がらせ息づかせて聞き手の耳へ送り届ける技術であり
目で読むことでは得られない感情や感動を相手の耳に体験させる芸術である。
(女優・故山本安英)

さてその朗読の効用は・・・
文章を正確に理解し、内容を伝えるために緊張感が保て、心と精神にハリが蘇る。


 モノは試し。

いつものモノで、いつものように。シンプルライフで、何事もスムーズ。一週間なんでアッという間に、ひと月だって。
でも新しいモノやグッズがくれるちょっとした新鮮さや刺激で「気分転換+メリハリ+創造性」を覚えると
幸せホルモン「エンドルフィン」が放出されて、あなただけの若やぎへ。

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