コーディネーター② 自己紹介へ

名作家具のヒミツ

今回は「名作家具」をテーマにおすすめの本とカフェをご紹介させていただきます!

三光ソフランとはまったく関係ないですが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 《おすすめの本》

「名作家具のヒミツ」
著:ジョー・スズキ  出版:株式会社エクスナレッジ

名作家具と言われると世界の巨匠デザイナーたちがデザインした、手の届かないオブジェのような家具というイメージがあるかと思います。

実際、確かに金額は高いし、おしゃれな家具ショールームに飾られていたりミニチュアがオブジェとして売られていたり、巨匠デザイナーの展覧会では「お手をふれないで下さい」と注意書きが貼られて展示されていたり・・・。

でも、この本を読むときっとそんなイメージも変わると思います。

まず、この表紙(笑)半裸でベッドで寝そべっているこの男性

ル・コルビュジエですwww 「近代建築の三大巨匠」の一人です。

ちなみにこれ、他人の家です。
アイリーン・グレイのE1027という家でのヒトコマだそう。
彼女もまた、世界的建築家です。

そんなアイリーンさんの家に勝手に留守中に入り込み、謎の絵を8枚勝手に描いたそうで。
激怒した彼女に、ル・コルビュジエ氏がなぜか怒り彼女をその世界から追放。

アイリーン・グレイが建築家として評価されたのは死後3年が経ったあたりからだそうです。

尊敬するル・コルビュジエがこんな人だったとは・・・妙に親近感が湧いてしまいました。

その他にも今では評価の高い家具が何十年も陽の目を見なかったりですとか、心あたたまるエピソード等・・・
巨匠と呼ばれる人たちも普通の人間でした。

購入したときはただの興味本位でしたが、家具を通してヒューマンドラマ、生き方、人との関わり方など
さまざまなことを考えさせられる1冊でした。

 

《おすすめのお店》

「seat mania」

渋谷駅東口から徒歩7分程のところにあります。店内には「名作家具」と呼ばれているイスや照明が約20点!

おいしいランチが種類が豊富で1,000円ポッキリ。料理が出てくるのが早いのもポイント高いです。

先日伺った際に座ったのはアルネ・ヤコブセンの「スワンソファ」でした。

洗練されたデザインの家具たちに囲まれて休日にコーヒーを飲んでいると、なんだか自分もおしゃれで格があがった気分にでもなったような・・・

 

結局のところ、巨匠たちが普通の人間とはいえ、私にとってまだまだ名作家具たちは雲の上のあこがれの存在のようです。

いつの日か素敵ソファを我が物にし、ぐーたらしたいです。

とりあえず、今度このお店に行き「LC3」に座って前述の本をブックカバーなしで読んでやろうと思います!!!

 

※写真手前右「LC1」手前左「LC3」 いずれも ル・コルビュジエ の作品です